一般的にテントの耐水圧は1500mm程度あればたいていの雨には対応できると言われております。
であれば耐水圧が3000mmで一般的なヤツの倍あれば相当凄いのだろう。
台風や豪雨などの雨をバケツの水をひっくり返したかのようと表現することがあります。
そんな時にテントを張ることは、まぁないですが・・・
万が一天気が急転して豪雨になってしまったら?
バケツの水をひっくり返してしまうような雨が降ってきたら?
じゃあバケツの水をひっくり返してみるとどうなるのかと。
今回は耐水圧3000mmのバンドック ソロドーム BDK-08B にバケツの水をぶっかけてみます。
バケツの水を一気にかけるとかなりの衝撃で圧がすごいのでテントの生地も相当なダメージを被ると予想されます。
バンドック ソロドーム BDK-08B とはどんなテント?
ひろしのぼっちキャンプでおなじみのあのテント。
株式会社 カワセ が販売している一人用のテントです。
実売価格1万円ほどでコンパクト
サイズは収納時:約380×150×150mmです。
コンプレッションベルトがついているので雑に詰め込んだ後でも締め上げればそこそこコンパクトにできるのはありがたい。
重量:約1880gです。
バックパッキングするならもう少しコンパクトで軽い方がいいですがこの価格を考えると十分です。
素材はフライは75D ポリエステルタフタ、インナーはポリエステルメッシュ耐水圧は3000mmと十分な耐水圧です。
BDK-08B の設営は簡単で慣れれば5分くらいでできる
まずはBDK-08Bの設営から
グランドシートがあれば一番下にグランドシートを敷きます。
グランドシートがないのでブルーシートの黒いやつで代用(黒いのにブルーシート)
ちょっと寸足らず
まずはバッグの中から全てのものを取りだします。
内容物はインナー、フライシート(ロープ4本付)、メインポール x 2本、ペグ x 11本、フレーム補助ポール x 1本
フレーム補助ポールが付属しているのはフレームは損傷したときに現地で応急処置できるのはありがたい
裏をかえせばフレームは折れやすい!?ってこと?(後でその心配は払拭されます)
シートの上にインナーシートを敷きます。
ポールをジョイントしインナーシートの4隅にポールを差し込みます
ポールをクロスしてフックをポールに固定します。
インナーにフライシートをかぶせて4隅をベルトで固定しペグ打ちします。
ロープをペグで固定します。
キャノピーポールを準備すれば前室を作ることも可能です。
テント内の広さは一人用なだけあってシュラフを広げるだけでいっぱいになり広くはないです。
耐水圧が高いテントのメリット、デメリット
耐水圧とは生地がどこまで水濡れに対して耐えられるか?の性能を表す数値で耐水圧はmmもしくはkPa(キロパスカル)の単位で表せます。
1cm四方の筒を生地に対して垂直に立てて水を注ぎ、生地から漏れることなく筒の中に入った水位が耐水圧を表す数値となります。
たとえば、筒内に30cm水を溜めることができれば、耐水圧は300mmとなる計算です。
ただ、やみくもに数値が高く耐水圧が良いものがいいかと問われるとメリット、デメリットがあります。
耐水圧が高いメリット
- 激しい雨や嵐に遭っても浸水しない
- 寒い時期は寒気の侵入を防いでくれる
耐水圧が高いデメリット
- 通気性が悪く、結露の原因となる
- 夏になるとテント内が非常に蒸し暑くなる
素材の違いで耐水圧の数値も変わりますが耐水圧が高くなると素材の厚み、密度の高くなり重くなりがちです。
バンドック ソロドーム BDK-08B にバケツの水をぶっかけてみました
もの凄い豪雨をバケツをひっくり返したかのようなと表現することがあるので実際にバケツの水をぶっかけたらどうなるの?との好奇心からやってみました。
何をしてんだこいつはと思うかもしれませんが私も何してんだろ?と思いました。
バケツの容量は 10 Lです。水の重さにすると 10 kgですね。
このバケツの水を素の状態でかけられるとぶち切れ確定!
これをテントにぶっかけました。
タイマー撮影しましたが予想ではいい写真が取れずに 5 ~ 6 回水をかけることを予想していましたが、なんと 2 回目でいいタイミングで上の写真が録れました。
これが取れたら水をわざわざ汲みに行くのも面倒なので 2 回で終了!生地は表も裏も全く問題なし。
2 回くらいで何が分かる!?と言いたい気持ちはわかります。
ですが、10kg分の水が一気にかかった衝撃でポールが歪んでいるほうが心配になったほどです。
ポールもしなりで衝撃を分散してそらしましたので余裕で大丈夫です。
上で書いた通りポールもしっかりしていて折れる心配は杞憂になりそうです。
バンドック ソロドーム BDK-08B は買いかどうか?
2 回水をかけただけでは生地は全く大丈夫でした。
写真では水滴が見えますがフライシートの上についている水滴です。
内側は全く浸みてもいないし濡れてもいません。
長時間同じ場所に水をかけ続ければ違う結果になるかもしれません。
また耐水圧が低い生地で同じことをすると違いが分かったかも。
ですが、1 万円そこそこのテントですし上部ですから多少雑に扱って問題なし。もし壊したりしても心もそんなにダメージないでしょう。
3000 mmの耐水圧と値段で最初に買うにはいいテントになるはずです。
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